2009年7月 のアーカイブ
7/31 NHK-BSでエルシステマ特集
ホンジュラス・クーデター 米国の対応に変化か
アメリカ国務省のイアン・ケリー報道官は、28日、ホンジュラスのクーデター政府に関わる人物2名の外交ビザ、そしてその家族のビザを取り消した。報道官は、人物の特定を避けたが、ニューヨークタイムズ紙はそれがトマス・アリタ最高裁判所判事(セラヤ大統領の逮捕令状に署名し、クーデターにゴーサインを出した人物)とホセ・アルフレド・サーベドラ国会「議長」(「大統領」になったミチェレッティ前議長の後任)であると報じた。
また、セラヤ大統領の閣僚であるエンリケ・レイナ通信相がワシントンの駐米ホンジュラス大使に指名された。セラヤ大統領が強制追放されて以来、レイナ通信相は米国へ避難していた。今回、前任の大使がクーデターを支持していたためにビザが取り消され、レイナ氏が就任することとなった。
ホンジュラスは、アパレル関係の工場があることでも知られるが、Nike、GAP、アディダス、ナイツ・アパレルの4社は、国連総会や米州機構、EU、オバマ大統領らとともにホンジュラスの民主主義の早期復元を呼びかける公開書簡をヒラリー・クリントン国務長官に送った。この書簡で4社はまた、ホンジュラスにおける人権侵害の事態について懸念を表明している。
一方、ホンジュラスでは、セラヤ大統領の妻、シオマラ・カストロ・デ・セラヤ氏は、検問所の通過を許可され、ニカラグア国境でキャンプしているセラヤ大統領のもとへ400台の車とともに隊を組んで向かっている。
(ビデオ)ホンジュラスのエルパライソ様子。全編スペイン語であるが、車輌は全て検問所で止められ、食料や医薬品を積んだトラックや赤十字の車も通れない現地の様子が分かる。ビデオの中でインタビューに答えている軍関係者は、「大統領」の命令に従っているだけであり、10台の赤十字車輌を通過させたと主張しているそうだ。(Link)
[追加]
ホンジュラス国会「議長」のサーベドラは、外交ビザは取り消されたけれども、自身と家族の観光ビザはそのままであるとキューバのプレンサ・ラティーナ通信に語っている。これに対してジャーナリストのアル・ジオダーノ氏は、「もし本当なら、これは国務省の役目として不適正の度合い、あるいは単純に人びとをごまかそうとする皮肉な態度(どちらかは読者が選択を)を示している。」と語っている。(Link)

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ホンジュラス南部で非常事態宣言
ホンジュラス南部で非常事態宣言課す
数千のセラヤ支持者、大統領との合流途上で立ち往生
2009年7月26日
クリフトン・ロス
速報
2009年7月25日午前8時30分
詳しい情報は、以下まで: Clifton Ross, Honduras, 011-504-8971-2681 or Marcy Rein, California, 510-847-4443
ホンジュラス国家警察は、南部エルパライソ県で非常事態宣言を課し、テグシガルパからニカラグア国境までの道路を封鎖している。昨日首都から国境まで隊を組んでやって来たマヌエル・セラヤ大統領を支持する数千のホンジュラスの人びとは、道路沿いにトラックや車、バスの中で立ち往生させらている。
「外出していることで人びとは、逮捕、監禁、あるいは撃たれる可能性がある、しかしここには私たちに帰る家はない」と隊に同行してエルパライソで身動きが取れなくなっているカリフォルニアを拠点とするジャーナリストのクリフトン・ロスは話した。ホンジュラスクーデターの指導者ロベルト・ミチェレッティは、7月24日夕方に非常事態宣言を課した。国境に最も近いエルパライソ県では24時間発効されている。国のその他の地域では、夜12時から翌朝4時まで外出禁止令が布かれている。
警察は、昨日、セラヤ支持者3人に発砲し、更に3人を車輌で引き、複数回群集へ催涙弾を撃ち込んだとロスは述べた。警察は、テグシガルパから来た24歳の人を拘束、拷問し殺害した。数千の支持者は、政府が道路封鎖しセラヤに合流することを望んでいたバスいっぱいの人びとを止める前に国境へ到着していた。
セラヤ大統領は、昨日、武器を持たずに国境を越え、ホンジュラス軍大佐と30分間交渉した。セラヤは、入国拒否され、大佐は彼と会話したことにより逮捕され、クーデター政府は非常事態宣言を命じた。
「この時点で何もエルパライソに入ることも出ることもできない」とロスは述べた。一夜を通して強い雨が降ったりやんだりする中で、セラヤ支持者らは、車の中やトラックの下、近所の家の玄関で眠った。
「ここの人びとは、セラヤ復帰のために一ヶ月たたかっている。彼らは、驚くほど熱心で、後戻りはしないだろう」
と彼は話した。彼は、人びとに連邦議会とホワイトハウスに電話して、非常事態宣言を解くようミチェレッティに圧力をかけるよう米政府に要求することを呼びかけた。
White House comment line: 202-456-1111
Congressional switchboard: 202-224-3121
Marcy Rein
132 West Bissell Ave.
Richmond, CA 94801
510-847-4443 (cell)
—-原文—-
Honduras Imposes State of Siege in South
Thousands of Zelaya supporters stranded en route to meet the president
July 26, 2009
By Clifton Ross
Honduran national police have clamped a state of siege on the southern department of El Paraiso and blocked roads from Tegucigalpa to the Nicaraguan border. Thousands of Hondurans who caravanned from the capital to the border yesterday to support the return of President Manuel Zelaya are stranded in trucks, cars and buses along the road. (continue…)
この記事にもあるように、国境付近で身動きが取れなくなったセラヤ支持の人びとは、軍が許可しないため寝るための道具はおろか、水や食料、医薬品までも手に入らなくなって3日間(7月26日現在)孤立状態になっていると、ホンジュラス在住のアメリカ人がブログに書いている。
—-ブログ原文—-
Zelayas’ people need help at the Nicaraguan border
The Honduran military is not allowing…
Food…
Water…
Sleeping supplies…
Medicine…
To reach Pro Zelaya supporters at the Nicaraguan border… (continue…)
ホンジュラス・クーデター 軍・警察の弾圧

25日、軍は、エルパライソ県(スペイン語で「天国」の意)に集まったクーデターに抗議する人びとに対して催涙弾を発砲し、デモ参加者数十人を拘束した。また、デモ参加者からのレポートによれば、軍は近くのスタジアムを拘束した人びとを監禁する場所にしようとしており、弁護士でジャーナリストのエバ・ゴリンジャー氏は、1970年代のチリやアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの軍事独裁政権を想起させるとブログに書いている。
この日の軍や警察による弾圧によって、何人かのデモ参加者が行方不明となっている。デモ参加者のひとりペドロ・エセキエル氏(28)の遺体が国境近くの道路脇で発見された。遺体には、手錠や拷問の痕が残されていた。

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ホンジュラス・クーデター セラヤ氏一時入国

セラヤ大統領入国の瞬間(teleSUR)
ホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領が、7月24日、支持者や国際ジャーナリストらとともにニカラグアのロスマノスからホンジュラスへ一時入国した。しかし、ホンジュラス陸軍からの警告を受け、ニカラグア側へ戻った。アルジャジーラ英語版によると、ホンジュラスの警備隊はセラヤ大統領が入国すれば拘束するようクーデター政権から命令を受けていたが、行動には移さなかった。アルジャジーラのマリア・サンチェス特派員は、「セラヤ氏は、支持者らに対して自分はここにいる、彼らの近くにいるということを見せています。彼は国境に幾日か留まると思います。彼の妻は彼に会うために来ているけれど、(ホンジュラス側の)国境までの検問所を通過するのはとても困難です。」と伝えている。
クーデターに反対する多くの人びとやセラヤ大統領の家族は国境へ向かっていたが、クーデター政権は国境までの間に検問所を設置して大統領と合流するのを阻んだ。セラヤ大統領の家族は現在、ニカラグア国境から約8kmのエルパライソで軍に拘束されているようだ。
ヒラリー・クリントン米国国務長官は、セラヤ大統領のこの行動を批判しているが、メルコスール加盟国は、共同声明でクーデター政権を強く非難している。
[追加]
- クーデター政府は、24日金曜日昼12時からの外出禁止を命令した。外出禁止がいつまでとも規定さえしていない。(Link)
- クーデターのせいで仕事が増えた国家警察は、給料が未払いになっていることもあり数日前からストライキに入っている。これに加えて、ホンジュラス軍のエリート部隊「コブラ」(COBRAS)もストに入ったようだ。この部隊も給料未払いに不満を述べている。(Link)

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