2009年10月 のアーカイブ

31
10月
09

[ホンジュラス]「合意」と最高裁

ホンジュラスクーデター
10月30日、アメリカの仲介で、マヌエル・セラヤ大統領とクーデター側のロベルト・ミチェレッティの間でセラヤ大統領を復職させる(権限の制限つき)「合意」が結ばれたという。しかし、ミチェレッティはこの「合意」には、ホンジュラスの国会と最高裁判所の承認が必要だと主張している。このことについて、ジャーナリストのアル・ジオダーノ氏(The Narco News Bulletin)は次のように述べている。

しかしセラヤ復職のための国会での投票には最高裁判所の承認が必要というミチェレッティの主張は、テグシガルパのブラジル大使館避難所からの内部情報によると、真っ赤な嘘である。「それはクーデター屋が作ったものだ、それは協定にない…。最高裁判所は、拘束力のない意見を国会に出す、しかし重要なのはこのすべてが時間を要するということだ、クーデター屋らが引き延ばしたい時間だ。」

また、ジオダーノ氏によると国会での投票はおそらくそれほど難しいものではなく、問題はむしろ裁判所にあるという。現在、11月29日の大統領選挙で現在リードしているのが、国民党のぺぺ・ロボである。国民党は、国会の128議席中55議席を保持しており、11月29日の「選挙」を国際社会に認めさせたいがため、セラヤ大統領の復帰は願ってもない機会である。62議席を占める与党自由党も、そのうち少なくとも22名の議員がセラヤ氏の復帰を望んでおり、あとの自由党議員もまた残り11名の少数政党議員も多数派に流れる公算だ。つまり、国会での承認になんら問題はない。

しかし、6月28日のクーデターを実行し、その後の軍と警察による弾圧、国民の基本的権利を無視したクーデター政権による布告も見逃してきた最高裁判所がどう動くかは不明だ。普通国民のよりどころとなる憲法も、ジオダーノ氏によると、現在のホンジュラスの1982年に制定された憲法はその中に矛盾を抱えており、相反する条項がたくさんあり、そのどれを選ぶかは最高裁次第だという。

ホンジュラスの2009年夏が示しているものは、民主主義は行政権力の行き過ぎについて心配するだけではない。この場合、主要なそして最も危険な民主主義の簒奪者であると証明した司法機関である。

そして、この「合意」の細部とその履行の仕方についてはっきりしないかぎり、最高裁判所も国会も承認しないだろう、とジオダーノ氏は述べている。

ジオダーノ氏の記事は、こちら

30
10月
09

The Nation: チャベス・インタビュー(4/4)

ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領のThe Nation インタビュー最終回。チャベス大統領が、親交の深いブラジルのルラ大統領について自身の思いを語る。

グランディン: 最後の質問です。2003年以来、あなたとブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領との関係は、魅力的です。国際関係分野での共同、一部の人びとは南米第二の独立と表現していたり、あるいは少なくともモンロー主義の終焉をもたらしているものをあなた方は牽引しています。しかし、あと約1年でルラ氏の2期目で最後の大統領任期が終了する時、その関係が終わります。「ポスト・ルラ」の世界に入っていきます。これがあなたの外交政策にどのような影響を与えると思われますか、あなた方は連携しているので非常に…

チャベス: 緊密に。

グランディン: そう、緊密に。

チャベス: 協調的だ。

グランディン: はい、強調的です。

チャベス: ルラはすばらしい人物で、すばらしい友人だ。彼らは、我々の間に亀裂を生み出そうとしたが、失敗した。私は、ルラが去った後誰かが同じ路線を継続するという希望を持っている。 続きを読む

27
10月
09

The Nation: チャベス・インタビュー(3/4)

ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領のインタビュー3回目。チャベス大統領が、ベネズエラ国内の諸問題とボリバル革命の進展状況について語る。

グランディン: 少なくとも国内で、ボリバル革命が限界に達しているという印象がアメリカの革新派の中にあります。彼らは、あなたの反帝国主義や多極世界をつくという努力についてはよく耳にしていますが、ベネズエラでなにが起こっているのか、「参加者民主主義」の前進における成功と失敗についてはあまり知りません。

チャベス: 多くの政治分析は、大多数が右派の報道担当であるが、メディアとともに、これも右派に占められている、ボリバル革命の政府は、崩壊間際にあるというアイデアを作り出してまわる。石油価格の下落は、一方で我々に影響を与えた、しかし根本的にではなく、過程の根元あるいは基盤においてでもない。我々は、段階を通過しているのだ。我々は、革命の第二の10年間を開始しており、今は新しい政治的地平線に近づきつつある。地域住民評議会は、例えば拡大と続け、成長をつづけており、更に野心的な計画である社会主義コミューンへと進化している。我々は、ゆっくり、しかし確実に、1日ではなく1年あるいは5年で、石油依存から脱却し、国の発展を進めている。もしここの一部の人びとが、誠意を信じる人びと、ネーション読者たちが、ボリバル革命は疲弊していると信じるならば、そうでないと伝えて欲しい。自分の目で確かめるように言っても構わない。ベネズエラは、もちろん問題を抱えている国であり、革命政府には失敗があり、間違いを犯している、しかし継続過程である。
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24
10月
09

[ホンジュラス]抵抗戦線第30コミュニケ

反クーデター国民抵抗戦線第30コミュニケ

反クーデター抵抗運動参加者たち
ホンジュラス反クーデター国民抵抗戦線は、ホンジュラス国民と国際社会へ以下のように呼びかける:

  1. 我々は、事実上の政権が時間を稼ぎ、制度的秩序の回復なしに、そして正当であるマヌエル・セラヤ・ロサレス大統領の職務復帰なしに11月29日の偽選挙を行なおうとする操作行為と遅延戦術を非難する。
  2. 我々は、オリガルキーが軍隊によって維持する独裁政権が続く間、ホンジュラス国民は11月29日の選挙手続きのキャンペーンと結果を認めないことをあらためて表明する。
  3. 我々は、オリガルキーへの奉仕として反クーデター国民抵抗戦線を暴力組織と描こうとするメディアに行なわれたデマキャンペーンを非難する。我々は、平和的闘争の手法が115日間の抵抗運動の中で我々が使っている唯一のものであることを繰り返し述べる。
  4. 我々は、事実上の政権が我々を陥れている、そして国民の中の貧困レベルの上昇を引き起こしている経済危機を非難する。
  5. 我々は、抵抗運動活動家の暗殺、脅迫とデモ行進や集会を包囲する行為、我々の姉妹兄弟たちを迫害し監獄へ送る不法で非道徳的な司法手続き、そして最近においては全国での教師に対するハラスメントと脅迫行為といった形で表される国家の警察、軍組織による弾圧の継続への憤りを表明する。
  6. 我々は、我々が国を再建国し、労働者階級を搾取する少数派の経済的階級から国を救うとともに、民主的で民衆による全国制憲議会を設置するという壊れることのない意志をあらためて表明する。

「闘争115日目、誰も諦めていない」
2009年10月20日 ホンジュラス、テグシガルパ

ハンドマイクで訴える男の子

プラカード:「ミチェレッティの屑はホンジュラスから出て行け」

このコミュニケは、英語版より翻訳。スペイン語原文は、こちら

その他ニュース

22
10月
09

[ホンジュラス]米国、大統領選承認か

国務省当局者、施政方針に異議、11月選挙認定へ変更示唆

2009年10月19日緊急発表

ワシントンDC-オバマ政権の公式政策は、民主主義が先ず復帰されなければホンジュラスでの来月の選挙を認めないというものだが、先週一部の国務省当局者がこの立場を弱体化し、米国が11月29日選挙の結果を有効と受け入れうることを示唆していることが明白となった。金曜日のタイム誌の記事は、国務省の当局者が選挙に対する公式な立場を弱体化させていることを示唆する匿名の米外交官のコメントとメールを引用した。

「オバマ政権は、すぐにそして強く11月29日選挙に対する立場について疑惑を晴らすべきだ」とマーク・ウェイスブロット経済政策調査センター(CEPR)共同理事は、述べた。明言された立場は、民主的制度と市民の自由、法の支配を支持する。しかし、国務省当局者の一部は、このすべてを犠牲にする用意があるようだ。

「これら外交官らは、市民権を停止し、独立系メディアを襲撃、閉鎖しており、平和的デモ参加者を容赦なく殴打し拘束し続ける非合法な独裁政権下で行なわれる選挙をどういうわけか合法であると不可解に示唆する。彼らは、オバマ政権の立場を転換し、他の[西]半球内の国々からアメリカを孤立させることなく、これらの選挙を認める方法を探っている。」
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