ベネズエラでラジオ局の放送免許が停止されたというニュースは、日本のと大手マスコミでも取り上げられたが、概してチャベス大統領が反対派の言論を押さえ込もうとしているというような報道である。実際のところ本当にそうなのであろうか?2002年4月ベネズエラでの失敗したクーデターにアメリカ政府が関わっていたことをその著書で暴いたエバ・ゴリンジャー氏は、自身のブログで以下のように述べている。
…ベネズエラの反対派グループは、チャベスに対するクーデターを引き起こそうとしている、再び。行政上の違反のためベネズエラの通信委員会(CONATEL)による34のラジオ局の放送免許の停止に対して全国での不安定化活動を呼びかけている。明らかに、34の停止された放送局は、完全に通信法と行政手続に違反している。その中には、放送局の運営者や所有者がそれらの周波数で放送する許可さえ持っていなかった例や、他にも許可が古くまったく更新されていなかった例、CONATELからの承認なしに第三者へ不法に譲渡されていた例があった。
いずれにしても、ベネズエラの反対派は、ベネズエラ政府に対する抗議の呼びかけと不安定化行動への国際社会の支持を呼びかける口実にこの状況を利用している。電波におけるメディアの放送免許の停止は常に政治的色合いで見ることができる一方で、遵守されなければならない法律や規則もまた存在し、この場合CONATELは単純に法律を実施しているにすぎない。放送を続けながら法律を遵守している他のラジオ局は、まだたくさん(数百局)あり、その大部分は反対派が運営している。法律に違反するものは罰せられるだろう。それが法治国家である民主主義国の運営の仕方である。

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