米国、人質解放でコロンビアのみ賞賛

ケーシー報道官2008年1月11日-カラカス

アメリカ国務省のトム・ケーシー報道官は、木曜日の記者発表でコロンビアの人質解放のニュースについて言及した。Venezuelanalysis.comによると、ケーシー報道官は、コロンビアのアルバロ・ウリベ大統領を賞賛したが、ベネズエラのチャベス大統領が果たした役割について、ジャーナリストらに追求されて初めて、「肯定的で、ウリベ大統領とコロンビア政府の努力を手助けする者は誰でも、チャベス大統領を含めて、歓迎だと思う」と述べた。

2003年にアメリカのスパイ機がコロンビアで墜落。乗っていた3人の米国諜報員は、現在コロンビア革命軍(FARC)に捕らわれており、米国政府はチャベスと共同して解放に向けて動く気があるかと繰り返し問われたが、ケーシー報道官はコロンビアとの共同を続けると応えただけであった。また、チャベスと共同できない理由を尋ねられたが、報道官は返答を拒否した。

一方、ベネズエラ国内では反チャベス派が、他国のことよりもベネズエラ国内の問題を優先すべきだと政府を非難した。それに対して、ラモン・ロドリゲス・チャチン司法相は、40年続くコロンビアの内紛により200百万にのぼるといわれるコロンビア人難民がベネズエラに住んでいること、FARC、コロンビア政府軍、右派パラミリタリーがベネズエラとの国境を挟んでの抗争が頻発していることを挙げ、コロンビアの和平は、ベネズエラにも影響を及ぼすと反論している。

コロンビアとベネズエラの人質解放計画は、ウリベ大統領が途中で計画を中止したことにより両国間で非難の応酬があったが、今回の成功を受けてコロンビア政府はチャベス大統領に感謝を述べ、ベネズエラ政府もコロンビアを賞賛している。

記事URL:http://www.venezuelanalysis.com/news/3056


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