チャベス大統領:08年は「解決の年」

2008/1/11-Gregory Wilpert-Venezuelanalysis.com

チャベス大統領2008年1月11日-カラカス-Venezuelanalysis.com

チャベス大統領は、ベネズエラ国民議会での年次報告において、2008年は犯罪、食料不足、汚職、官僚主義といったベネズエラの人びとの長引く日常の問題への「解決」の年とすることを呼びかけて締めくくった。

チャベスの昨年の評価は、先ごろ終了したコロンビアのFARCゲリラグループによって捕らわれていた人質の解放に対する多くの感想で始まった。チャベスによると、枯れはコロンビアでの和平達成を支援する総合的努力の一部として「更なる人質の解放のための方程式」を行なっている。

コロンビアについて論議する中で、チャベスはまたコロンビア政府や地域の他の政府に対してコロンビア革命軍(FARC)と国民解放軍(ELN)というコロンビアのゲリラグループ両方をテロリストではなく反乱軍として認めるよう強い要請を提示した。

「彼らはテログループではなく、コロンビアで領土を占拠している軍隊であり、尊重されなければならない政治的計画を持っている」とチャベスは述べた。

この陳述によりチャベス派、彼の政権がコロンビアの反抗グループをどのように分類するか宣言を発表しないという彼が長い間維持した儀礼を破棄した。

そしてチャベスは次に、2007年のベネズエラにおけるプラスの発展を振り返って、特にラテンアメリカの人びとに自身の国の民主主義や経済の状況についてどおう感じているか多岐にわたる質問をする2007年ラティノバロメトロ調査を強調した。ほぼ全てのカテゴリーにおいて、ベネズエラは住民の満足度に関して第1位か2位に位置している。例えば、52%のベネズエラの人びとは、経済状況が「良い」または「とても良い」と応えており、他のどのラテンアメリカ諸国よりも多い。

高水準の満足度の理由のひとつは、ベネズエラ経済は一世代の間でもっとも長い期間の経済成長を続けているからだとチャベスは説明した。過去4年間、経済は念平均11.8%で成長しているとチャベスは述べた。経済の水平線上での怪しい雲行きは、2007年に22.5%に達し大統領在任中の平均が19.6%となったインフレだけだった。しかし、チャベスは、年平均のインフレ率はそれでも前任の2人の大統領時代の年平均インフレ率の半分であると指摘した。カルロス・アンドレス・ペレス大統領(1989-93年)の時は、インフレ率年平均45.3%、ラファエル・カルデラ大統領(1994-98年)の時は、年平均59.4%であった。また、前任の大統領時代と比べ、最低賃金はインフレより早いペースで増大しており、そのため大部分のベネズエラの人びとが家庭に持ち帰る給与は、チャベスが就任した時よりも高くなっている。

また、チャベスは2007年6月に63%まで下がり、失業状況の記録を取り始めて以来、失業が最も低い水準になったことを強調した。

チャベスが強調した重要な達成のひとつは、2007年に200億バレル近くまで上昇した、ベネズエラの公式石油埋蔵量だった。今まで知られていたベネズエラの石油埋蔵量と比較して、チャベスは1987年に260億バレル、彼が就任した1999年に760億バレルだけベネズエラは持っていたと指摘。しかし、2007年現在、ベネズエラは1000億バレルの公式に認められている採掘可能な石油を持っている。ベネズエラのオリノコ石油ベルトを認証するための計画は2008年末までに公式石油埋蔵量を2倍の2000億バレル、2009年末までに3倍の3130億バレルにすることである。これにより、ベネズエラは世界で最も石油埋蔵量が多くなり、サウジアラビアの埋蔵量より少し多い。

ベネズエラの教会権力の話に替わって、チャベスは2002年のクーデターに加わっていた多くのものたちの起訴を取り下げると大晦日に宣言した恩赦を更に拡大するよう彼に要求したホルヘ・ウローサ枢機卿を強く批判した。チャベスは、ウローサ枢機卿が人権侵害の疑いがあるものを恩赦に含めることを望んだと言い、それに対して「人権に対する犯罪を行なったものに恩赦を与えることはできない。もしそれをやったら、私が服役しなければならなくなる」と言った。

そして彼は、傍聴席にいた法王の大使へ向かって、ヌンチオの邸宅は犯罪者を匿っていると、女性をレイプしたと警察に告発されているニクソン・モレノ氏に触れて言った。しかし、モレノ氏は無実でメリダ州の学生リーダーとしての反対派政治活動のために起訴されていると言っている。

チャベスは、キリストへの彼の信仰を再確認しつつ、キリストの治世は、「平等と社会主義において」空の上の天国ではなく、この地上でなければならない、と言った。また、教会の高級位階は神の声ではなく、「人民が神の声である。」

そしてチャベス派反対派全般について言及し、もし彼らが2010年に解職請求の国民投票を組織しなければ、彼自身がそうするだろうと語った。そのような国民投票とともに、その時また、大統領の2期制限を廃止するための「小さな」憲法修正案を彼は提出するだろう。「これには全ての責任をはらんでいるかもしれないが、私はこれが必要だと信じている」と言った。

書いた文書で演説することがほとんどないものにとって珍しい展開で、チャベスは前日の夜に書いたものを読んで年次報告を締めくくった。ここで彼は、特に昨年の誤りと失敗を参照し、「リーダーの言葉と現実の間の矛盾による[人びとの間での]不信感」があると気づいたと述べた。ボリバル運動は、失った信頼を取り戻さなければならない。

「解決策もなく続く」たくさんの重大な問題がある、とチャベスは言った。特にこれらには、官僚主義、非効率、汚職の問題が関与している。そして問いかけた、「なぜ革命政府は刑務所のひどい現状を解決できないでいるのか?なぜ犯罪は続くのか?なぜ密輸は続くのか?…なぜ我々は汚職に終止符を打つことができないでいるのか?…毎日我々は自らにこれらの疑問を問いかけねばならない。」

不安、汚職、官僚主義、物不足という「日常問題の解決の年にしなければならない」とチャベスは報告を結んだ。

記事URL:http://venezuelanalysis.com/news/3057

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