PSUV選挙結果

(ニュース)ベネズエラ:「伝統的左翼」、統一社会主義党選挙で勝利

Venezuelanaysis.comニュース(完訳)
2008年3月10日
March 10th 2008, by Kiraz Janicke Venezuelanalysis.com

投票に並ぶPSUV党員

「伝統的」と呼ばれる穏健派左翼が暫定全国議長のウーゴ・チャベス・ベネズエラ大統領の新ベネズエラ統一社会主義党(PSUV)の日曜日の選挙で勝利を得た。

党副議長のアルベルト・ミューラー・ロハス氏は、中央幹部会の15人の正代議員と15人の補欠代議員の選挙結果を87.7%の開票が終わった後、記者会見で発表した。

写真上:投票に並ぶPSUV党員ら(Rafael Navarro, ABN)

「チャベス主義」運動右派と結びついた重要人物、ディオスダド・カベーヨ氏やフランシスコ・アリアス・カルデナス氏らは、中央幹部会に選ばれなかった(カベーヨ氏は、補欠代議員のリストに名を連ねた)一方で、急進左派の推奨候補、フェルナンド・ソト・ロハス氏、ヴラディミール・アコスタ氏、リディセ・ナバス氏らもまた選出されなかった。

現在、国営テレビVTVで政治トーク番組「Dando y Dando」のパネリストで、「みんなのための祖国」(PPT)での左翼、労働組合の長い経歴を持つアリストブーロ・イストゥリス元教育相が38,126票の最高得票を獲得した。

その次に、アダン・チャベス、マリオ・シルバ、ホルヘ・ロドリゲス、アントニア・ムニョス、カルロス・エスカラ、ノエリ・ポカテラ、バネッサ・ダビエス、シリア・フロレス、マリア・レオン、ニコラス・マドゥーロ、アリ・ロドリゲス・アラケ、エクトール・ロドリゲス、エリアス・ハウア、エリカ・ファリアスの各氏が順に選ばれた。

補欠代議員は、マリア・クリスティーナ・イグレシアス、ディオスダド・カベーヨ、エクトール・ナバロ、フレディ・ベルナール、ルイス・レジェス・レジェス、ハクリーン・ファリア、ラファエル・ラミレス、ウィリアム・ララ、ラモン・ロドリゲス・チャシン、ロドリゴ・カベサス、アナ・エリサ・オソリオ、ダリオ・ビバス、ジェリツァ・サンタエーヤ、タレク・エル・アイサミ、アルベルト・ミューラー・ロハスの各氏である。

15人の正大銀の中には、女性6名、先住民指導者1名、学生活動家1名、政治解説者3名が含まれる。6名がチャベス大統領の旧政党の第五共和国運動(MVR)の元党員、3名がPPT元党員、1名がベネズエラ共産党(PCV)元党員である。

中央幹部会正代議員全員が文民である一方、補欠代議員の4名が軍出身である。

社会主義者議会の活動家でPSUV内左派のカルロス・ルイス・リベロ氏は、より急進的な左派候補は、彼らの地元ではよく知られているが、全国レベルでは知名度が高くなく、それが全体の投票に影響を与えたと指摘した。

彼はまた「結果は、『内部右翼』として最も知られている党員らを拒否したことを示す」がしかし、この流れの敗北を必ずしも意味するものではないと論じた。

1999年に国民投票で承認されたベネズエラ・ボリバル憲法は、全ての登録政党が党内選挙を行なうことを要求している。現在のところ、PSUVだけがこの条件を満たしている政党である。

「政党が選挙をし、草の根から形成されるという事実は、ここベネズエラで最初の過程だ。初めて、政党組織が、小さなグループ、あるいは少数のエリート指導者らによってつくられていない」とミューラー氏は言明した。

PSUVは、社会主義への努力の中で、社会主義的考えを普及すること、党と党によって指導される政府のための政治的中核を形成すること、社会を動員することという3つの基本的任務を持った大衆政党となるだろう、とミューラー氏は論じた。

昨年4月にPSUVの「党員志望」として登録した570万の一番初めの人びとの中で選挙で投票できるものは、14,363の草の根「大隊」のそれぞれから選出された代表、そして補欠代表、各大隊の5つの委員会(コミュニケーション、政治・思想形成、物流、領土防衛、社会福祉事業)の代表の全100,541人の新党活動家が含まれていた。

有資格者の91%が、中央選挙委員会によって実施された日曜の選挙に参加した。

選挙への高水準の参加にもかかわらず、週の初めに配布されたチャベス大統領への公開書簡には、創立大会における手順と意志決定過程を批判した大会代議員の30~40%が署名した。

書簡は、「民主的参加、透明性、内部団結、活動党員資格の信任、党のイメージを弱めていると我々が感じている創立大会の開幕中に起こっている内部過程の抜本的修正を行なうことの必要性」を論じている。

特に書簡は、透明性を欠き、「革命過程を象徴する同志」が排除されていると言い、中央幹部会選挙の69人の候補者の選出過程を批判した。69人の候補者は、推薦過程を通じて選ばれたが、書簡はこの推薦過程が不明で、チャベス大統領が有資格候補の最終リストを吟味したことを指摘した。

書簡はまた、創立大会で「lo que diga Chávez」(チャベスが言うことは何でも)というスローガンを叫んだ幾人かの代議員の反応について、反対の声を黙らせ「議論を窒息死させる」目的だと言って疑問を投げかけた。

副議長としてミューラー氏の指名をチャベス大統領による「押し付け」と分類したEl Universalの記事に対して、退役将軍(編注:ミューラー氏のこと)は、これを「誤り」だと呼んでPSUVの構造において最高意思決定機関は、党総会であることを強調した。

「さまざまな副議長の指名を総会に大統領が提案し、その中から私を第一副議長として指名し、党総会で全会一致で可決されたことはよく知られている」とミューラー氏は明確にした。

ミューラー氏はまた、新しく選出された全国指導部は暫定的で、一年以内の次回指導部選挙では、全党員が投票できるようになるだろうと説明した。

ニュース原文URL:http://www.venezuelanalysis.com/analysis/3257
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