チャベス大統領来日

ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領が、10年ぶりに来日した。北朝鮮のミサイル騒ぎがあったせいもあるのか、メディアではあまり取り上げられなかった。チャベス大統領の訪日について、venezuelanalysis.comは以下のように伝えている。

日本とベネズエラ、オリノコ石油共同計画を始動し、経済関係を広げる

Venezuelanalysis.comニュース(訳)
April 6th 2009, by James Suggett – Venezuelanalysis.com
2009年4月6日-メリダ

チャベスと麻生

ベネズエラと日本の関係者らは、ベネズエラのオリノコ川石油地帯の開発のための合弁会社を設立するために日曜日と月曜日に東京で会談した。関係者らは、将来における金融、インフラ、農業、自動車生産、そして石油化学製品の分野での経済協力を計画した。

ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領と外務、通商、観光、農業・国土、エネルギー・石油の各省庁の代表は、日本側の担当者、そして経団連と、ベネズエラと日本は互いの輸出入の要求をどのようにできるか話し合うための会談を持った。

写真:ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領(左)と麻生太郎首相(YVKE Mundial)

「すばらしい科学的成功を持ち、我々が供給を手助けできるエネルギーを必要とするこの国との戦略的な経済的、社会的、技術的提携を再構築するために我々は来た」とベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、日曜日に東京へ到着した際に述べた。

「日本は、石油供給源の多様化に興味を持ち、一方でベネズエラは石油輸出のための市場を多様化したい」と大統領は述べた。

日本の近藤広報担当もまたベネズエラと日本の関係拡大への期待を表明した。「チャベス大統領は、日本国民にとてもよく知られている、そして今回の訪問で間違いなく両国の調和を強め、二国間の親善を深めるだろう」と近藤広報担当は述べた。

訪問中、ベネズエラの公営石油企業PDVSAは、世界で第2位の原油を埋蔵しているとされるベネズエラのオリノコ石油地帯での石油の採取と精製のため、日本の石油、天然ガス、金属の独立行政法人であるJOGMECと複数の日本の民間企業との共同計画を開始した。

ボリバルニュース通信によれば、ベネズエラが国内で更に追加の原油を精製するのを支援するために、三菱、丸紅、伊藤忠の日本企業は、ベネズエラの精油所の改修に資金援助する。また、ベネズエラの公営石油化学企業PEQUIVENは、丸紅と三菱と共同で石油系肥料とプラスチックの生産拡大の可能性について研究する。

日本でチャベス大統領に同行したベネズエラのラファエル・ラミレス・エネルギー石油相は、エネルギー協約に署名し、「この(オリノコ)ブロックへ入ることによって、日本は自動的に供給を少なくとも25年間確保する」と語った。

ベネズエラは、今年一日10万バレルから始めて、日本に一日100万バレルを輸出することも可能であろうとチャベス大統領は述べた。大統領はまた、ベネズエラは3年以内に日本への天然ガスの輸出を開始できるだろうと語った。

2007年にPDVSAがオリノコ埋蔵量の過半数株を購入して以来、日本は少数共同出資者としてオリノコ計画に公営と民間の企業が調印しているアルゼンチン、ブラジル、中国、イタリア、イラン、米国、ロシアとその他を含む数十の国々の中にある。

チャベス大統領は、これらすべての国々との二国間協定を結ぶことによって世界経済の力の中心点を倍増し、米国や米国系金融機関に支配されない「多極世界」を構築する意図を明確にしている。

「世界の重心は、東へ、そして南へ移って来ている、そして我々はここにいる」とチャベス大統領は日曜日に日本で語った。

チャベス大統領は、ベネズエラが既にロシア、中国、イランと設立しているファンドに似た、日本との数十億ドル規模の二国間投資ファンドの創設を提案した。大統領はまた、ベネズエラの国際通貨積立の一部をドルから円へ替えることを検討すると述べた。「日本は、そのすべての運営において、また円を積立するその他の国々と円を使っており、ベネズエラもまた国際準備金としてこれを検討することは可能であろう」と述べた。

このような転換は、「ドルの独裁」とチャベス大統領が呼んでいるものを克服するための代替的国際金融基準の大統領の擁護と一致するであろう。

エネルギーと金融協定に加え、日本よベネズエラは、ベネズエラの鉄道、高速道、住宅における日本の将来的投資を計画するための一連の共同委員会を立ち上げた。

議論されたその他の貿易関連事項は、ベネズエラによる日本の医療技術の輸入と日本の欲しがるマンゴーなどのフルーツの輸入であった。

広報担当の近藤氏は、また、自動車産業に関する見込まれる協定に触れた。「我々の国は、ベネズエラへ自動車と機械を輸出し、この南米の国は石油、アルミ、カカオをわが国へ輸出する」と近藤氏は記者団に語った。

チャベス大統領の訪日は、ベネズエラがイランと二国間銀行を創設し、カタールでのアラブ・南米諸国サミットにおける石油の蓄積に後押しされた新しい国際通貨を提案した一週間の外遊の最終行程である。

ニュース原文URL:http://www.venezuelanalysis.com/news/4352
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