チャベス&オバマ会談(2/2)

サミットでのチャベス&オバマ会談で米国・ベネズエラ関係再出発へ

2009年4月19日

チャベスとオバマ1

「非常に建設的」

米国へ帰る前に、オバマ大統領は34カ国サミットは「非常に建設的」だったと記者らに語った。米国指導者にとって、サミットは「敬意をもって異議を唱える」ことは可能であることを示した。

オバマ大統領は、サミット期間中のチャベス大統領への接触に疑問を呈した米国内の批判を退けた。「ベネズエラは、その防衛費はおそらくアメリカの600分の1である国だ。彼らは(石油精製、販売の)シトゴを所有している。私がチャベス氏と握手あるいは丁重な会話を持った結果として、アメリカの戦略的利益を危険にさらしているとはありそうにない。」とオバマ大統領は記者団に語った。「我々がベネズエラと更に建設的な関係を持つ結果として、アメリカの利益が損なわれるというシナリオを描くことをあなた方は迫られているのだろう」と加えた。

写真:チャベス大統領は、米国と欧州のラテンアメリカへの関与に関する本でオバマ大統領を驚かせた。

米国のキューバやベネズエラとの関係の可能性のある雪解けを強調する中で、究極のテストは「単純に言葉ではなく、行動だ」とオバマ大統領は述べた。

米国のラテンアメリカとの関係の仕方を変えるというオバマ大統領の要望と、「耳を傾け学ぶ」姿勢は、前回のサミット主催国であるアルゼンチンでその出席が大きな抗議を巻き起こしたブッシュ前大統領とは対照的に、ラテンアメリカ側で暖かく受け入れられた。

オバマ大統領は、この地域での米国の歓迎されない関与を暗に認めた。「公的な見解、そして私的な見解の両方で、私が言及したもののひとつは、一部の視点からは、常に称賛されているわけではないこの地域での歴史をアメリカは明らかに持っているこてであるが、我々は前に進むよう努力する必要があることであり、私にはこの政府がどのように行動するかに責任があり、我々は民主的に選ばれた政権を尊重することである。我々が彼らに同意しない時でも」と最後の記者会見で述べた。

米国は、キューバから柔軟外交の教訓を学ぶことができるであろうと感じたと小浜大統領は付け加えた。「私が興味深いと思ったことの一つは、これはちょっと抽象的な面であると分かっていたけれども、しかし、
非常に限定された条件で興味深かったのは、これらの指導者たちがキューバについて話したとき、すべての地域へ分散されたキューバからの何千もの医師について非常に詳細に語っのを聞いたことであり、これらの多くの国々はそれに大きく依存している。それは、もしこれらの国々と我々の唯一の接点が麻薬取締なら、
もし我々の唯一の接点が軍事なら、そのとき、徐々に我々の影響力を増大させ、そして…そしてこの地域で我々が憂慮することへの政策を前に進める努力が必要なとき、有用な効果を持つつながりを発展させられないかもしれないということを我々アメリカに思い起こさせるものだ。

最近の言動は過去のものに

チャベス大統領とオバマ大統領の会談は、ブッシュ政権によってなされたものを想起させるチャベス大統領への鋭い非難を始めることにより「最初の一石を投じる」オバマ大統領をチャベス大統領が非難した後の数ヶ月の憶測につづくものだ。大統領就任前の米国スペイン語放送局ウニビシオンとのインタビューの中で、オバマ大統領は、ラテンアメリカの発展を妨げ、テロを輸出するチャベス大統領を非難した。「チャベスは、地域を乱す力となっていると思う」とオバマ大統領は1月にウニビシオンに語った。

チャベス大統領は、米国の新政権の攻撃に対して、オバマ大統領を「無知」と非難することによって応酬し、ラテンアメリカの現実を学ぶよう勧めた。

大部分が米国によって引き起こされた景気後退へ世界が向かっていった中で、クリントン長官は、チャベス政権は「真に民主主義を促進」すべきであり、それによって「ベネズエラは、過去の失敗した政策に陥らず、自由市場経済を持つことができる」と提言することによってチャベス大統領の発言に応じた。米国と違い、一部が国によって管理されるベネズエラの経済は、今年成長が見込まれ、石油価格の急激な落ち込みにもかかわらず、失業率は3月は7.3%で米国よりも低い。チャベス政権の間、いくつものラテンアメリカ諸国で経済の破綻へ導き、ブッシュ、そしてオバマ政権と公的介入の増加と、銀行、自動車企業やその他民間企業への数十億もの投入を引き起こしている米国の経済景気後退と、エネルギー取引大手エンロンのような象徴的崩壊へと導いてきた世界通貨基金(IMF)と世界銀行によって推し進められた規制なき自由市場政策からベネズエラは方向転換している。

新旧対決外交

サミット期間中のチャベス大統領の米大統領への贈り物は、オバマ大統領が米国の地域への関与の歴史の理解を深めるのを手助けすることをはっきり意図していた。しかし、サミットでのオバマ大統領の姿勢は、米国の過去の外交政策の影響の知識と新しいやり方の必要性を示唆する。「オバマは、新外交を押し出していたが、一方でダビドゥは旧式を実践していた」と米国の社会・政治活動家トム・ハイデン氏は、オバマ大統領がサミットの米国側調整役として任命したジェフリー・ダビドゥ元駐ベネズエラ米国大使がサミットで果たした役割を批判した記事に書いた。ダビドゥは、チャベス大統領がベネズエラでの評判を高めるためにオバマ大統領と写真を撮りたがったと主張していた。「彼の水をさすコメントは、傾聴、対話、尊重を誓った大統領とは全く正反対だった」とhuffingtonpost.comに掲載された記事の中でハイデン氏は述べた。

チャベスとオバマ2
チャベス大統領は、両国関係を再出発させるために新大使を任命するとオバマ大統領に伝えた。

チャベスとヒラリー
チャベス大統領は、ヒラリー・クリントン国務長官にそれぞれの国が新大使を任命する必要性について話した。

チャベスとオバマ3
サミット開始直前に、オバマ大統領は、チャベス大統領にあいさつした。

チャベスとオバマ4
サミット開始直前にあいさつを受けて、チャベス大統領は「私は、あなたの友人になりたい」とオバマ大統領に述べた。

ニュース原文URL:http://www.venezuelanalysis.com/news/4376
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  1. […] 左オバマ大統領、右チャベス大統領、2009年のサミット時の写真 写真の出典)Caracas Café […]

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