ボリバルと「謎の未知の人物…」(3/3)

これが私が人びとに革命の警戒と用心するよう促す理由である。擁護者、代弁者であることを誇るもののあふれる屈折により同国人でさえ、我々の革命に参加していなくても苦しむ。最も遠いがしかし生きている原始キリスト教にそのルーツが染み込むキリスト教の理念である「自らの能力に応じて各々から、自らの窮状に応じて各々へ」という原則の下に平等をうちたて、実行するよう努力し続けることは我々にかかっている。

時間と歴史の経過は、現在の政治的、組織的、思想的成熟は、10年前と同じではない人びとの成熟過程があることを示している。今日、過去にはまったく存在しなかった共通で大衆のベネズエラ的感覚、そしてまた、永遠の連帯と自分たちのまち、教区、バリオ、そして歴史を組織し理解する方法がある。

発展の中での出来事は、ワルテル・マルティネス(*1)が言っていたように、政府というものは常に自らが奉仕する人民の成熟度とレベルに自身を適用させなければならないことを示す。ベネズエラは、とても多くの困難にもかかわらず、尊厳と努力の歴史を培っている。そして、事実が、この人びとの完成度、人民の名において統制し決定する成熟度を表している。偉大なアキレス・ナソア(*2)が我々に認めた創造的力を我々は裏付けている。

コミューン民主主義、民主主義コミューン活動家のクレベル・ラミレスへ材料、強さ、運動を与える時である。「食料、科学、尊厳を生み出すこと」に集中した戦略の構築と参加型社会主義的民主主義の活力の強化というベネズエラで今新しい段階が始まる。

地域社会の権限と政治的責務の完全な行使へ向けた運動を開始する時が、地域社会に来ている。我々は、遠くから歩いてきたが、まだ歩む道は残っている。さあ創り出そう、メーサロシュ(*3)が『歴史的時代の課題と苦難』の中で「真に平等な社会の建設は、数千年の間築かれた搾取構造階級制の抜本的崩壊を要求する」と言っていたように。

しかし、コミューンモデルは、我々のものでなければならない。大衆の知恵から、自身の領域の明確な理解から生み出されなければならない。自らの歴史と国とのつながりの。ベネズエラ人民と我々が呼ばれる要因となるものすべてから。

我々は、地域住民評議会の構造、技術的法律体系、参加権限の増大、国家的な理由への地域社会の移行について速度を上げなければならない。これが進路である。常にシモン・ロドリゲス(*4)とボリバルとともに。

「我々が歴史から動的な教訓を学ばなければ、別の場所で見つけると考える理由はない。」と偉大な師でボリバル主義者のアウグスト・ミハレス(*5)は言う。すべては人びとの意識、「肯定的なベネズエラ人的特徴」を高めることである。

歴史上、客観的参考文献として有用に違いない重要な実例がある。パリ・コミューン、中国の農業コミューンの経験、ベネズエラ、コロンビア、パラグアイの先住民コミューン活動家はみな、我々が何をやらなければならないか手がかりを提示するモデルである。独自のトパルキア(小さな領土)を我々のアメリカに提案したアメリカ社会主義の師であるシモン・ロドリゲスのように、独創的であること。しかし、一つ確かな事がある、レーニンは、「コミューンの記憶」と呼ばれる短い論文でこう述べた。「コミューンの動機は、社会革命の動機である。それは労働者の完全な政治的、経済的解放の動機である。それは世界のプロレタリアートの動機である。そしてこの意味において、それは不滅である。」

ボリバル主義、社会主義コミューン活動家たちよ、「謎の未知の人物」引き続き明らかにしていこう。

キリストとともに、ボリバルとともに、フィデルとともに。
我々は勝利する!

ウーゴ・チャベス・フリアス

<脚注>

(*1)ワルテル・マルティネス…Walter Martínez ベネズエラのジャーナリスト。ウルグアイ出身。

(*2)アキレス・ナソア…Aquiles Nazoa(1920-1976)ベネズエラの作家、ジャーナリスト、詩人、ユーモア作家。

(*3)イシュトヴァン・メーサロシュ…István Mészáros(1930-)ハンガリーのマルクス主義哲学者。

(*4)シモン・ロドリゲス…Simón Rodríguez(1769-1854)南米の哲学者、教育者。ボリバルの師。

(*5)アウグスト・ミハレス…Augusto Mijares(1897-1979)ベネズエラの作家、歴史家、教育者。

原文URL:http://www.venezuelanalysis.com/analysis/4489
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