ホンジュラスでクーデター

セラヤ大統領中米で2番目に貧しい国、ホンジュラス(人口750万人)で軍によるクーデターが起こった。6月28日には、セラヤ大統領主導で、制憲議会を設置するかどうかを問う国民投票を行なうかどうかを聞くための国民投票が予定されていた。この国民投票は、世論調査的なものでこの結果自体には法的拘束力はないが、しかし、反大統領派で占められる議会や最高裁判所はこの国民投票に反対していた。政治的対立が深まる中で迎えた投票日の早朝、軍は大統領官邸を襲い、大統領を亡命へと追い込んだ。軍はまた、ベネズエラとキューバの駐ホンジュラス大使へも暴行を加え、一時監禁していたが、のち解放された。また、ホンジュラス外相も暴行を受け、行方不明となっていたが、先ほどメキシコへ追放されていたことが分かった。軍や議会は、大統領が署名したとされる辞任文書(大統領自身はこれを否定)を議会で受理。そして議会の議長を大統領に選んだ。これに対して、ラテンアメリカ各国や米州機構(OAS)をはじめ、国連やEUなどの国際社会は、クーデターを非難し、これによってつくられた政権を認めないとしている。以下は、Venezuelanalysis.comに掲載された記事である。

(写真)マヌエル・セラヤ・ホンジュラス大統領

北米帝国主義と極右がホンジュラスのクーデターの背後に、とチャベス

Venezuelanalysis.comニュース(訳)
June 28th 2009, by ABN / Tamara Pearson – Venezuelanalysis.com

2009年6月28日

今朝、軍関係者がホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領を誘拐した。目撃者によると200人の兵士が今朝6時に大統領官邸に来ると、4発の銃弾が発砲され、その後兵士は車両で空軍基地へと去った。兵士らはまた、政府系テレビ局のチャンネル8の放送を中止した。セラヤ氏は現在、コスタリカからテレスールに生中継で話している。

ベネズエラでは、人びとが市の中央広場やホンジュラス大使館前で抗議行動を開始している。ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、少し前にテレスールで以下のように声明を読み上げた。ボリバルニュース通信報道、Vewnezuelanalysis.com翻訳。

ベネズエラ・ボリバル共和国大統領ウーゴ・チャベス・フリアス氏は、日曜日、ホンジュラス大統領マヌエル・セラヤ氏のホンジュラス軍による誘拐の拒絶を表明し、北米帝国主義と極右がこの動きの背後にいると述べた。

「これは過去10年間にラテンアメリカで起こった多くの中のひとつである卑劣なクーデターである。これら兵士の背後にいるのは、ホンジュラスのブルジョワジー、ホンジュラスをバナナ共和国へ、北アメリカ帝国主義のための政治的、軍事的拠点へと変えた富裕層である。」とベネズエラ国家元首は述べた。

テレビ局のテレスールとの電話で、チャベス大統領は、北米大統領[バラク・オバマ]に対して問題における彼の意見を表明するよう促し、ホンジュラスへの虐待はラテンアメリカのすべての人びとに対してのものだと見なすと述べた。

チャベス氏は、地域統合の異なった構造からラテンアメリカの人びとは動き始めていると述べ、このクーデターは、[ホンジュラス]へ尊厳を取り戻すために敗北させられるだろうと示唆した。

「我々は、クーデター計画者らに告ぐ、我々は立ち上がっている。ホンジュラスは独りではない。」とチャベス氏は述べた。

チャベス氏はまた、「卑劣なやり方で実行した」ホンジュラス兵士らへ憲法の筋道へ返り、合法的、そして民主的に選挙で選ばれた大統領[セラヤ]をその任務へ復帰させるよう促した。

「兵士よ、オリガルキーにライフルを向けよ、人民に向けるな」とチャベス氏は述べ、「これらの兵士は、人民が何であるか、人民が通りへ繰り出し始める時に知るだろう」と付け加えた。

原文URL:http://www.venezuelanalysis.com/news/4555
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

Creative Commons License

広告

コメントは停止中です。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。