ホンジュラス・クーデター8日目:セラヤ氏帰国断念、20万人デモ

ホンジュラスのセラヤ大統領は、5日、ニカラグアのミゲル・デスコト国連総会議長とともに航空機でテグシガルパの空港へ向かったが、軍が滑走路に軍車輌を置いて妨害したため着陸を断念、ニカラグアのマナグアへ着陸した。アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス、エクアドルのラファエル・コレア、パラグアイのフェルナンド・ルゴ各大統領、インスルサOAS事務総長も別の飛行機で同行したが、着陸できず、エルサルバドルの首都サンサルバドルへ。その後、セラヤ大統領もサンサルバドルへ向かい、空港で数百人の支持者らによって迎えられた。セラヤ大統領は、明日(現地時間6日)、ワシントンでクリントン米国務長官と会談する予定。

ホンジュラスの首都テグシガルパでは、20万人以上のセラヤ大統領支持派が大統領を迎えるために集まった。空港周辺では、支持派と軍が衝突。集まった人びとに対して、軍が発砲し、少なくとも3名2名が死亡(Telesur報道)し、その中には16歳19歳の青年も含まれていた。(写真下)

国際社会の圧力とセラヤ大統領支持派の勢いが強まる一方で、クーデター支持勢力の中に亀裂が走り始めた模様。ジャーナリストのアル・ジオダーノ氏によると、クーデター支持のLa Prensa紙は、ミチェレッティを「大統領」と呼んでいたのを「任命大統領」と変更、El Tiempo紙は。セラヤ氏を「ホンジュラスの憲法で認められた大統領として国際社会ではまだ認識されている」と報道し、クーデター政府への支持もセラヤ氏への非難もトーンが下がってきている。しかし、クーデター政府は、午後6時から翌朝6時までの外出禁止令と憲法で認められた権利の停止を5日から開始する予定となっており、更なる人権抑圧が懸念される。

セラヤ大統領は、カナダやコスタリカが提案したように帰国を遅らせることもできた。しかし、ジオダーノ氏は、帰国を遅らせていたら、国内で抗議デモを続ける人びとの支持を失ったであろうと指摘。クーデター政府の逮捕の脅しに屈しなかったセラヤ氏の行動により、大統領への支持は更に強く大きくなったと分析している。また、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、セラヤ氏の試みを「道徳の勝利」と述べ、ホンジュラスへの連帯を示し、デモ参加者へ弾圧を行なったホンジュラス軍を非難した。(Link)

[セラヤ支持派と軍の衝突(7月5日)]




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[UPDATE]
日曜日のデモ参加者と軍の衝突で、少なくとも2名死亡、30名が負傷した。

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