ホンジュラス・クーデター 米国の対応に変化か

アメリカ国務省のイアン・ケリー報道官は、28日、ホンジュラスのクーデター政府に関わる人物2名の外交ビザ、そしてその家族のビザを取り消した。報道官は、人物の特定を避けたが、ニューヨークタイムズ紙はそれがトマス・アリタ最高裁判所判事(セラヤ大統領の逮捕令状に署名し、クーデターにゴーサインを出した人物)とホセ・アルフレド・サーベドラ国会「議長」(「大統領」になったミチェレッティ前議長の後任)であると報じた。

また、セラヤ大統領の閣僚であるエンリケ・レイナ通信相がワシントンの駐米ホンジュラス大使に指名された。セラヤ大統領が強制追放されて以来、レイナ通信相は米国へ避難していた。今回、前任の大使がクーデターを支持していたためにビザが取り消され、レイナ氏が就任することとなった。

ホンジュラスは、アパレル関係の工場があることでも知られるが、Nike、GAP、アディダス、ナイツ・アパレルの4社は、国連総会や米州機構、EU、オバマ大統領らとともにホンジュラスの民主主義の早期復元を呼びかける公開書簡をヒラリー・クリントン国務長官に送った。この書簡で4社はまた、ホンジュラスにおける人権侵害の事態について懸念を表明している。

一方、ホンジュラスでは、セラヤ大統領の妻、シオマラ・カストロ・デ・セラヤ氏は、検問所の通過を許可され、ニカラグア国境でキャンプしているセラヤ大統領のもとへ400台の車とともに隊を組んで向かっている。


(ビデオ)ホンジュラスのエルパライソ様子。全編スペイン語であるが、車輌は全て検問所で止められ、食料や医薬品を積んだトラックや赤十字の車も通れない現地の様子が分かる。ビデオの中でインタビューに答えている軍関係者は、「大統領」の命令に従っているだけであり、10台の赤十字車輌を通過させたと主張しているそうだ。(Link)

[追加]
ホンジュラス国会「議長」のサーベドラは、外交ビザは取り消されたけれども、自身と家族の観光ビザはそのままであるとキューバのプレンサ・ラティーナ通信に語っている。これに対してジャーナリストのアル・ジオダーノ氏は、「もし本当なら、これは国務省の役目として不適正の度合い、あるいは単純に人びとをごまかそうとする皮肉な態度(どちらかは読者が選択を)を示している。」と語っている。(Link)

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