クーデター政府、ホンジュラス全土で武力弾圧

7月30日、クエスタデラビルヘンでの弾圧

7月30日、クエスタデラビルヘンでの弾圧

7月30日木曜日、ホンジュラスのクーデター政府は、クエスタデラビルヘン(テグシガルパから約80km、近くには米軍が使用しているソトカノ空軍基地がある)でクーデターに抗議する人びとに対して武力弾圧を行なった。ANSA通信によれば、軍や警察が非暴力で道路を封鎖していた抗議行動参加者を武力で強制的に排除し、156人が逮捕され、その中には重体3人が含まれている。

頭部を撃たれたセラド氏

頭部を撃たれたセラド氏

この日、クーデター政府は全国的に武力弾圧を行なった。首都テグシガルパでは、写真(下)のロヘール・アブラハム・バジェホ・セラド氏(38歳・高校教員)が頭部に銃弾を受けて重体。彼は死亡したという報道もされているが、詳細は不明。テグシガルパから約5kmのエルドゥラスノでは、88人が逮捕、25人が負傷した。この日の逮捕者の中には、無所属で11月の大統領選への出馬を予定しているカルロス・レジェス氏や全国労働組合長ファン・バラオナ氏が含まれている。レジェス氏は、兵士から暴行を受け腕を骨折、耳から血を流していたという。逮捕されたバラオナ氏は、キューバのプレンサ・ラティーナ通信に対して「彼らは、私たちを獣のように扱った。」と語った。

ベネズエラの国営テレビ局のベネズエラTV(VTV)の報道クルーが、警官から攻撃されたとテレスールが伝えている。

ホンジュラスから報道を続けているジャーナリストのアル・ジオダーノ氏は、「このような儀式的な動物的弾圧の論理は、この事件の目撃者にとってけっして明確ではない。これによって心をつかむことはけっしてできない。ごく稀に抗議行動を終息させることはある。多くの場合は、体制の抑圧的性質が、正義のために命を懸け危険を冒すことをいとわない理由の大部分を占めることを人びとに気づかせる。」「ホンジュラス・クーデターに対する市民の抵抗が目に見える形で規模や、組織的能力、地理的範囲で大きくなることをこれから2、3日の出来事が示すだろう。クエスタデラビルヘンで人びとがバリケードを築いたのは、今日が初めてだった。血に染まった弾圧にもかかわらず(もっともそれだからこそ)、これが最後となるというほうに賭けるな。」と書いている。

一方、オランチョ県(セラヤ大統領の出身地)のクーデター支持派は、大統領の地元であるカタカマス市で地元住民になりすましてデモをやる計画を立て、2台のバスで向かった。しかし、本物の地元住民がこれを聞きつけ、カタカマス市へ通じる道路にバリケードを築いた。(写真下参照)クーデター支持派は、バリケードを通過することができず、デモも行なわれなかった。

カタカマスのバリケードがクーデター支持派を退けた

カタカマス地元住民が築いたバリケードがクーデター支持派を退けた

反クーデターのゼネスト中のホンジュラス労働者(7月30日/Pan-African News Wire)

反クーデターのゼネストを行なうホンジュラス労働者(7月30日/Pan-African News Wire)

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