[ホンジュラス]米国の対応は不十分

CEPR声明:ホンジュラス・クーデターに対する国務省の取り組みは十分ではない

2009年9月3日
エバ・ゴリンジャー

アメリカ合衆国国務省は、今日、「6月28日に起こったクーデターの結果として、ホンジュラス政府への広範囲にわたる援助の打ち切り」を宣告する声明を出した。

「国務省は、圧力に応じているが、しかしオバマ政権が軍事的、経済的援助による支援を続けるクーデター政権を退陣させることについて本気であるかいまだ明らかでない」とCEPR[Center for Economic and Policy Research (経済政策調査センター)、ワシントンにある進歩的シンクタンク]の理事の一人であるマーク・ワイズブロット氏は述べた。

フレッド・ラッシュ国務省報道官は、CEPRに対して米国によるホンジュラスへの支援は、総額1億ドルであったが、今日の決定で3千万ドルに影響を与えたと語った。これには、国務省からの896万ドル、USAIDからの940万ドル、そしてミレニアム・チャレンジ社(MMC)からの1100億ドル(これは次週の理事会まで正式にはキャンセルされない)が含まれていた。

「食糧支援や貧困層が必要とするものでなく、独裁政権へ流れ続ける多額の資金がまだある」とワイズブロット氏は述べた。

「また、国務省はいまだに、ホンジュラスで軍事クーデターが起こったとは公式に認めていない」と付け加えた。

ワイズブロット氏はまた、世界通貨基金(IMF)がほんの数日前にホンジュラスへ1億6千万ドル以上与える決定を行なったことに触れた。米国は、IMFの決定に対する拒否権を持っているため、これは米国政府の決定としてクーデター政府には判断されるだろう。

「ホンジュラスにとっては莫大なお金となるIMF資金は、米国の公式援助の削減分以上になるだろう。」

世界銀行は、クーデターから2日後にホンジュラスへの融資を停止し、米州開発銀行はその次の日に同様のことを行なった。さらに最近では、経済統合中米銀行が、ホンジュラスへのクレジットを停止した。欧州連合もまた、9千万ドル以上の援助を停止しており、更なる制裁を検討中である。

声明によると、「国務省は、ビザの取り消し手続きにある事実上の政権の個々のメンバーと支援者を特定していることを更に発表する。」

国務省は、ビザが取り消されるものの名前を公表しないだろう。

声明はまだこう記す、「我々は(ホンジュラスでの)予定されている選挙の結果を支持することはできないだろう。アリアス手続きの前向きな決定が、合法的選挙の健全な基盤の進行をもたらすだろう。」

選挙に関するこの決定は、クーデター政府の下で行なわれた選挙を認めないと述べているこの半球の他の国ぐにに米国を近づけるものだ。しかし、3ヶ月間の選挙キャンペーンは既に始まっており、政治的弾圧とメディア検閲という状況の下で行なわれている、とワイズブロット氏は述べた。

クーデター政府が権力に居座る日が過ぎていく度に、これらの選挙が合法的と見なされる可能性が減っていく。」とワイズブロット氏。「当然選挙を10月へ1ヶ月繰り上げるというアリアス協定の案は、破棄されなければならない。」

原文:http://www.chavezcode.com/2009/09/cepr-release-state-dept-steps-against.html

また、エバ・ゴリンジャー氏は、これより前のブログ記事で以下のように語っている。

注:USAIDからの人道支援は、まだホンジュラスに続いている、そして「民主主義促進」支援、例えば、クーデターの実行や独裁政権の安定化に関わった政党や団体、NGOへの資金援助、も同様である。なので、これを大きな前進と見ないことだ。米国民主主義基金は、国際共和党協会と米国民主主義協会を通じた卑近援助は、まだ行なわれており、クーデター政権を大々的に支援している政治団体へ続けられている。ホンジュラスへのUSAID資金の大部分(およそ80%)も同様である。つまり、クーデターを促進したホンジュラスの政治団体への資金援助のほとんどに対して、国務省の決定は影響しないのである。

皮肉にも、米国は、ホンジュラスのクーデターに関してうまく操作して「潔白」にしようとしているように思われる。SOUTHCOM(米南方軍)の司令官ダグラス・フレイザー将軍は、6月28日にセラヤ大統領を住居から乱暴に誘拐した後、強制的に亡命させた飛行機は、実際1954年から(1980年代前半から活発に)ペンタゴンによって占拠、運営されているソトカノ(パルメロラ)軍事基地からコスタリカへ飛び立ったとクーデターの1日目から私たちの多くが疑ったことを今日認めた。これは、英語に(完璧ではない)翻訳された記事へのリンクである。おかしなことに、ホンジュラスのクーデターに関して米国の関与と嘘を明白に示すもっとも重要な詳細について報道している英語のプレスはほとんどない。今まで、ペンタゴンはホンジュラス大統領の飛行機がソトカノ(パルメロラ)基地へ着陸していたことを否定していた…。

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