ベネチア国際映画祭にチャベス大統領

チャベス、オリバー・ストーンのベネズエラと南米の映画のベネチア試写に参加

Venezuelanalysis.comニュース(要約)
September 8th 2009 by James Suggett – Venezuelanalysis.com
http://www.venezuelanalysis.com/news/4779

ウーゴ・チャベス・ベネズエラ大統領(左)、オリバー。ストーン監督と握手(VTV)

ウーゴ・チャベス・ベネズエラ大統領(左)、オリバー。ストーン監督と握手(VTV)

2009年9月8日
ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、7日、オリバー・ストーン監督の長編ドキュメンタリー映画「South of the Border」の上映のため、ストーン監督とともにベネチア国際映画祭を訪れた。映画は、チャベス大統領をはじめ南米の革新大統領へのインタビューで構成されている。

ストーン監督は、チャベス大統領に関して、「彼は非常にダイナミックでカリスマ的な人物だ。彼はオープンで、寛大そして魅力的な個性を持っている」「しかし私がアメリカに戻ると、聞こえてくるのは『独裁者』、『悪者』、『アメリカ社会への脅威』という話だけだ。」また、「この映画は解放感を感じる経験だった。」「(チャベス氏は)国際通貨基金(IMF)に挑んだ最初のラテンアメリカの首脳である…そのために私は彼をヒーローであると考える。」また、ストーン監督は、米国の報道機関に関して次のように述べている。「アメリカの報道機関は、ラテンアメリカ大陸を『悪い左派』と『良い左派』に分けている。」「彼らは、(エクアドル大統領のラファエル・)コレア氏を(ボリビア大統領のエボ・)モラレス氏やチャベス氏と並べて悪い左派というラベルをつけ、ルラ(・ダ・シルバ・ブラジル大統領)を良い左派と呼ぶ…これらの違いは誤りだと思う。」

この映画の脚本の共同執筆者でジャーナリストのタリク・アリ氏は、「目的は、これらの大統領が何者であるかアメリカの一般の人びとに見せることであり、それによって自分で判断できるようになり、自らの意見を形作ることができる。」「ボリビア、ベネズエラ、エクアドルでは、それぞれの国の資源を最も貧しい層の人びとを助けるために使っている政府がある。過去においては、貧困層は目に見えない存在だった。」と述べた。

South of the Border 予告編(英語版)

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