ベネズエラの「軍備強化」と世界の軍事費

ヒラリー・クリントン米国務長官は、今週初め、ベネズエラのロシアからの武器購入に対する「憂慮」を表明し、ベネズエラの軍備強化を非難している。しかし、実際の軍事費に関するデータを見れば、米国の批判に根拠がないことが分かる。以下のグラフは、ブログインカコーラニュースより。

グラフ1

グラフ1

グラフ1: 「米国と世界の軍事費の比較 2008」
(単位は、10億米ドル。カッコ内のパーセンテージは、世界全体に占める割合。)

<数字の大きい順に時計回り>
米国: 7110億ドル(48%)
欧州: 2890億ドル(20%)
中国: 1220億ドル(8%)
東アジア・オーストラリア: 1200億ドル(8%)
中東・北アフリカ: 820億ドル(5%)
ロシア: 700億ドル(5%)
ラテンアメリカ: 390億ドル(3%)
中央・南アジア: 300億ドル(2%)
サハラ以南のアフリカ: 100億ドル(1%)

2008年世界の軍事費合計=1兆4700億ドル

(注:データ元は、国際戦略研究所、軍事バランス2008、米国防総省。米国の合計は、2009年度予算請求額で、イラクとアフガニスタンでの軍事作戦のための1700億ドル、そしてエネルギー省の核兵器関連財源を含む。その他の数字は、2006年の予測、そして可能な場合は昨年の正確なデータを元にしている。)

グラフ2

グラフ2

グラフ2: 「南米の軍事費がどのように増えているか-2007~08年防衛費比較」
(下の円グラフは、2008年度防衛費のGDPに占める割合。)

<グラフ左より>
ブラジル: 07年、約200億ドル。08年、246億ドル。GDP比1.5%。
コロンビア: 07年、約80億ドル。08年、123億ドル。GDP比5.7%。
チリ: 07年、約50億ドル。08年、49.5億ドル。GDP比2.9%。
ベネズエラ: 07年、約25億ドル。08年、31.7億ドル。GDP比1.1%。
(なお、2007年は、肉眼での目測値。)

(資料:Jane’s)

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