The Nation: チャベス・インタビュー(1/4)

やるべきことがたくさんある-ウーゴ・チャベス・インタビュー

2009年9月29日
グレッグ・グランディン
The Nation (ネーション)

3年前、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、国連総会の演説で当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領を「悪魔」と呼んで、物議を醸した。「まだ硫黄のにおいがする」と、ブッシュが前日に演説を行なった同じ演壇へ立って彼は言った。チャベスは、再び国連の演壇へ米大統領の後に出てきたが、しかし今回彼は何か違った香りをかいだ-「希望のにおい」だ。以下のインタビュー(ニューヨークのベネズエラの国連使節で行なった)で、ウーゴ・チャベスは、バラク・オバマとの関係、そして米国にとって彼の当選が何を意味するか、さらにホンジュラスの危機、コロンビアでのペンタゴンの存在を拡大する計画、国内での成功と課題、そしてルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ・ブラジル大統領の遺産について語る。

グレッグ・グランディン: まず最初にホンジュラスの危機について聞かせてください。マヌエル・セラヤ(6月28日のクーデターで追放された大統領)は、秘密裏に帰国して現在テグシガルパのブラジル大使館にいます。次に何が起こりますか?クーデターを実行したものたちを話し合いの席に着かせるには何ができますか?

ウーゴ・チャベス: 次のステップが何であるか決めるのは私ではない。セラヤは、対話を呼びかけている。彼がブラジル大使館に入って最初にしたことがそれだった。クーデター首謀者らが、弾圧と死、テロで応じている。私は、このクーデターの残忍性が失敗に繋がると信じている。

グランディン: しかし、クーデターによって据えられた大統領のロベルト・ミチェレッティの妥協しない姿勢をどのように説明しますか?予定されている11月29日の大統領選挙まで約1ヶ月あります、セラヤが職務に復帰しようとしまいと、国民党か自由党の2人の候補者(共に保守派)のいずれかが勝利することは分かっています。つまり、なぜ事実上の政府は、選挙結果を合法化するために短い間だけセラヤの大統領職への象徴的復帰を許すという協定済みの解決策を望んでいないのですか?

チャベス: 私がスペインにいた時に初めて読んだ『民主主義の恐怖』というノーム・チョムスキーの本がある。そこにあなたの答えがある。民主主義の恐怖。ホンジュラスでは、見せかけの民主主義があった。それは特権階級によって運営され、自由民主主義と呼ばれていたものは、実際は偽の民主主義だった。対他の中米諸国、対キューバの軍事基地としてホンジュラスを利用し、植民地にしているアメリカによって長い間支援されている小さなグループによってホンジュラスは統治されている。マヌエル・セラヤは、自由党の階層から出てきて、明晰な青年として政府に入り、南米から吹いている新しい風を吸い込んだ、変革の風、革命の風と言ってもいい。1970年代の革命とは違う。モンテスキューは、人間は、出来事の波に乗ることができる必要があると言った。そしてそれはセラヤがやったことだ。彼のカウボーイハットとともに、波によじ登って乗った。そして、共和国の再建について人びとに意見を求める制憲議会の召集の問いを彼が切り出したとたん、今までずっと統治してきた政治階級、ホンジュラスのブルジョワジーは脅威を感じた。それが民主主義の恐怖だ。

グランディン: 大陸の他の国々にとって、ホンジュラスでの出来事の重要性は何ですか?右派、多国籍の右派が再結集し、左派を後退させるためのより大きな闘争の最初の戦いとホンジュラスを見ている兆候があります。

チャベス: 彼らは失敗するだろう。もちろん、大陸の右派を過小評価しないことは重要だ。たくさんの場所で攻勢に出ている。彼らは、ベネズエラを攻撃した、激しく、ブッシュの支援を受けて、あなたも知っているように。彼らはブラジルを攻撃し、労働党が統治できないようルラを不安定化させようとした。彼らは失敗した。彼らはボリビアを攻撃した、激しく、エボ・モラレスを追放する目的で大蛇のすべての毒を使って。彼らは失敗した。彼らはエクアドルを攻撃し、そしてラファエル・コレアは今もそこにある。最も弱いわき腹と彼らが信じた(そしてある意味そうであった)ものを攻撃した。しかし彼らは驚いた。3ヶ月間、ホンジュラス人民は、街頭へ繰り出している、空前の強さとともに。弱いわき腹だと思われていた中に、彼らが見つけたのはそれだった。なので私は、大陸の右派は、次のステップをよく考慮すべきだと思う。彼らは、ホンジュラスで力を固めることさえできないでいる、彼らはホンジュラスブルジョワジーの一枚岩の団結と軍の支援を受けているにもかかわらず、よって彼らが再び南米で攻撃しようとするなら、彼らは失敗するだろう。これは私たちが日々たたかっている闘争、チェスの試合だ。しかし、大陸の右派は、方向を見失っており、統治のための計画を持っていない。アメリカでは、政府が銀行を救済し、経済に介入している、しかしラテンアメリカでは、右派は「自由市場」についてまだ話している。それは完全に期限切れだ、彼らには論点がなく、彼らには感覚がない。

(つづく)

原文リンク: http://www.venezuelanalysis.com/analysis/4827

Creative Commons License
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

広告

コメントは停止中です。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。