ベネズエラ政府の銀行再編

ベネズエラ政府、銀行部門の再編続ける

December 18th 2009, by James Suggett – Venezuelanalysis.com
2009年12月18日-メリダ

ベネズエラ政府は、水曜日、公的部門職員へのサービス提供で政府と契約を結んでいた民間保険会社を管理下に置くと発表した。この動きは、不正と対峙するために1ヶ月になる民間銀行と融資部門への国家介入の中で出てきた。また、国民議会は貯蓄者保証を増やし、銀行規制を強める銀行法改正を承認した。

保険会社セグロス・ラ・プレビソラが公的機関との契約における支払いが2ヶ月遅れていたことの究明後、国家が会社の運営を引き継ぐことをウーゴ・チャベス大統領は、現在国連の気候変動会議に参加しているデンマークのコペンハーゲンから発表した。

過去1ヶ月間、政府は、8つの民間銀行と1つの公営銀行(バンフォアンデス)、そして複数の株式取引会社を不正容疑で国家捜査を開始した。そのうち2行は解体され、2行が再建されてバンフォアンデスに合併、4行がバンコ・ビセンテナリオと呼ばれる新公営銀行へ結合された。複数の捜査は、いまだ審理中である。

国家当局は、ごく最近では国家保安委員会の長を含め、不正の取り締まりで10人の銀行家を逮捕し、他数十人への逮捕状を出している。当局はまた、数十の小会社、数万ヘクタールの土地、そしてその他捜査下の銀行家が所有する財産を接収しており、そのうち4人は裁判にかけられるのを避けるために国外逃亡していると見られる。

「我々は、国家の責務を担っている」とチャベスは、チャベス政権の銀行部門への介入と2008年に襲った金融危機の際、米国政府が民間銀行へ出した莫大な救済との対比を強調して言った。

財務委員会のラフィク・ソウキ国民議会議員は、国家が最近介入した8つの民間銀行のうち6行は月曜日に営業再開すると述べた。

経済的再編成

火曜日、国民議会は、銀行と他の金融機関に関する一般法の改正を承認した。改正によって、銀行貯蓄保証は、貯蓄者1人あたり1万ボリバル(4,650米ドル)から3万ボリバル(13,950米ドル)へ増やされ、公的貯蓄保証基金への銀行の強制的負担金を増やし、これを実施するために政府へ更なる権限を与え、そして経済のいくつかの部門で長期信用を禁止した。

法改正と国の銀行部門における国家の所有を4分の1近くまで増やした最近の銀行介入により、政府は、ベネズエラの資本主義経済を「21世紀の社会主義」の価値を反映するものへ徐々に変えていこうと模索する。

この変遷の長期的青写真は、2006年にチャベスが2期目の当選をした後に7ヵ年発展計画で提示された。2008年に承認された一連の法律は、更に私有財産と共存しうる社会的共有財産の新たな種類と、経済的意思決定への拡張された民主的参加の新しいかたちを詳述することにより変遷の概要を説明した。

来年、政府は、ベネズエラの石油依存経済の多様化を加速させるために食糧生産と製造業を含め生産部門の投資を増やし集中する計画である。

与党ベネズエラ統一社会主義党(PSUV)のカルロス・エスカーラ国民議会議員が、国は「社会主義の設置の段階」にあると述べているのを、ベネズエラの日刊紙エル・ウニベルサルは引用した。

エル・ウニベルサルによると、エスカーラは、経済の長期的視野のひとつは私有財産ではなく社会的財産を基礎とする地元の地域住民評議会によって運営された生産単位のネットワークであると述べた。

最近の銀行介入の結果つくられた新しい公営のバンコ・ビセンテナリオは、「社会主義生産モデルのための開発銀行になるだろう」とエスカーラは述べた。

翻訳: Valparaíso

原文URL: http://www.venezuelanalysis.com/news/5015

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