09年は「厳しい」年とチャベス

2009年は「厳しい」年とベネズエラのチャベス大統領

December 31st 2009, by Kiraz Janicke – Venezuelanalysis.com

水曜日、年末演説中のウーゴ・チャベス大統領(VTV)

2009年12月31日-カラカス
石油価格高によって押し上げられた5年間の経済成長後、火曜日に出された中央銀行報告によると、ベネズエラの経済は2.9%の減少で2009年末に景気後退に入った。景気後退にかかわらず、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は社会支出を維持することを誓っている。

「ベネズエラ中央銀行の試算によると、国内総生産(GDP)は、2009年に実質2.9%の経年縮減した」と中央銀行年末報告は示した。

ベネズエラは2008年に4.8%成長したが、しかし今年初め石油価格の下落に連れて景気後退へと動いた。

チャベスは、水曜日の国内向け年末演説で、2009年を資本主義の地球規模の体系的危機に対する今までのところ最も厳しいたたかいと特徴付けた。

石油部門は、6.1%の縮減で世界的不況によって最も強い打撃を受け、一方、非石油部門は前年より1.9%収縮した。

2009年石油輸出平均価格は、前年平均1バレル86.49ドルから56.88ドルと34%下落した。

ベネズエラはまた、「世界経済危機の結果により低迷するエネルギー需要を背景に、石油輸出国機構によって実施された削減」を順守するために石油輸出量を3.1%抑えた、とベネズエラ中央銀行報告は示した。

石油輸出全体の収入は、2009年に35.3%下落し、前年の891億米ドルから571億米ドルへ下がった、と中央銀は示した。

公的そして民間両方の非石油部門輸出収入は、前年と比較して44.7%下がり、33億2千万米ドルの下落、卑金属生産、化学・ゴム製品で最も大きな減少が見られた。

輸出総収入は、2008年の951億3千万米ドルから609億3千万米ドルまで下がり、35.9%の縮減だった。

輸入もまた、2008年の494億8千万米ドルから2009年には385億米ドル、22%下落した。

製造は、7.2%下落、貿易全体は8.2%落ち、運輸は8.5%減少した。

中央銀行によれば、非石油部門は消費と投資の減少、「世界経済の回復の不透明さ、そしてその年の輸入の縮減、特に第3、第4四半期」の影響に苦しんでいる。

2009年、消費は1.8%の下落を記録し、一方で投資は7.6%減少した。

しかし、経済は、建設部門で3.1%の成長を見せ、通信もまた10.1%急増し、発電と水は4.6%増えた。公共支出は2.1%増えた。

その年の累積インフレーションは、まだ23%と高いが、昨年の27.6%から下がり、一方で失業率は2008年の7.4%から8%に上がった。

一方、ベネズエラ中央銀行は、ベネズエラの経常黒字は2008年の374億ドルから124億ドルに落ち、経常、資本、金融の総勘定は、110億ドル(5.5%のGDPに相当)の損失を記録した。

ベネズエラには、350億米ドルの国際準備があるとその報告は示した。

ベネズエラ国民の預貯金を守るための11月から12月にかけての8つの小規模民間銀行の政府介入もまた、システムの安定性をもたらしたとベネズエラ中銀は述べた。

経済の縮減にかかわらず、ベネズエラ中銀報告は、政府の社会政策はベネズエラ国民の生活水準を保護し、そして中央行政とともに中銀は「経済・社会モデルの変革のための基礎作りを続ける」だろうと示した。

ベネズエラが最後に景気後退を経験したのは、経済が7.8%縮減した2003年で、大部分は民主的に選ばれたチャベスを転覆するという失敗した反対派のキャンペーンの一環としての石油産業閉鎖に起因する。

しかし、その時以来政府の政策は極貧を20.2%から2008年には11.8%に減らしていることを中央銀行は言及した。

演説中、チャベスは、GDPデータ計測の伝統的方法は、保健や教育といった分野での政府による無料の社会プログラムを考慮に入れることを怠る捻じ曲がった「資本主義的」方法論だと述べた。

チャベスはまた、ベネズエラが経験している経済問題は、「資本主義の失敗」の症状であるという証拠を示した。

「深く、構造的で全体的危機であるものは我々が直面している資本主義システムであることを、我々は覚えておかなければならない・・・我々は、資本主義モデルと資本の論理がどのように働くか厳然たる事実で説明しなければならない・・・なぜなら我々はまだ社会主義に向かって進んでいるが、社会主義の中でいまだ住んでいない。」とチャベスは説明した。

「ベネズエラ野党が提示する計画は、彼らがこの国に再び導入することを夢見ている新自由主義的資本主義であり、我々が対決しているアメリカ帝国、ボリバル革命とラテンアメリカとカリブ海で起こっている変革を封じ込めるためにできることは何でもやっているその帝国の支援を彼らは受けている。」とベネズエラ大統領は続けた。

対照的に、政府の経済政策は、ベネズエラ国民の利益を保持し、雇用、賃金、社会的要求、そして食料、保健、安全といった優先事項を保護することに基礎を置いている。

世界経済危機の被害にもかかわらず、ベネズエラは2009年の社会支出を維持した、とチャベスは指摘した。

「我々は社会支出には手をつけないだろう、我々にとってそれは聖域だ。」とチャベスは述べた。また、ベネズエラの公的部門と最低賃金の労働者は、2009年にかけて2度にわけて20%の賃金増を受けた。

「世界全体の危機と石油低価格の中、多くの団体協約において我々は労働者の権利の認識を達成した。」とチャベスは述べた。

原文URL: http://www.venezuelanalysis.com/news/5046
翻訳:Valparaíso

Creative Commons License
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

広告

コメントは停止中です。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。