[ホンジュラス]オバマ政権の中南米政策

ホンジュラスの軍事クーデターに関して米国政府がどちらの側にいるか判断する10の方法

マーク・ワイズブロット
2009年12月16日-CommonDreams.org

6月28日未明、ホンジュラス軍は、マヌエル・セラヤ大統領に銃口を向けて拉致し、国外へ飛ばした。オバマ政権からの矛盾と不明瞭な声明は、このクーデターに反対したのか、あるいは実はそれが成功するのを助けようとしていたのかについて多くの人びとを混乱させた。これが指標トップ10だ(デビッド・レターマンへの謝意とともに)

10. クーデター当日のホワイトハウスの声明は、クーデターを非難せず、単に「ホンジュラスのすべての政治的、社会的関係者」に対して民主主義を尊重するようという呼びかけだった。米国当局者は、クーデターの日までホンジュラス軍と話していた(クーデターを阻止しようとしていたことになっている)ことを認めているため、クーデターが起こったなら即時の反応がどうなるかについて考える時間が彼らにはあった。

9. 米州機構(OAS)、国連総会、そして他の国際機関は、セラヤ大統領の「即時、無条件の」復帰を求めることによって対応した。次の5ヶ月間、米国当局者は誰も、これら二つの単語のいずれも使っていなかった。

8. クーデターの次の日の記者会見で、クリントン国務長官は、ホンジュラスの「憲法秩序の回復」がセラヤ自身の復帰を意味したかどうか聞かれた。長官は、イエスとは言っていなかった。

7. 7月24日、ヒラリー・クリントン米国務長官は、その週のセラヤ大統領の自国への帰還の試みを「無謀」と非難し、「私たちは、一貫してすべての当事者に対して暴力につながり得るいかなる挑発行動も避けるよう促している。」と付け加えた。

6. ホンジュラスへの米国の支援の大部分は、米国政府機関のミレニアム・チャレンジ社(MCC)から出る。この支援の大半は、けっして停止されなかった。対照的に、2008年8月6日、モーリタニアで軍事クーデターがあったが、MCC支援は、次の日に停止された。マダガスカルでは、MCCは2009年3月17日の軍事クーデターのすぐ3日後に支援停止を発表した。

5. 9月28日、米国の代表を務める国務省当局者は、独裁政権の下で行なわれたホンジュラス選挙を認めることを拒否することになったであろうホンジュラスに対する決議を、OASが採択することを阻止した。

4. 米国政府は、ホンジュラスで「軍事クーデター」があったことを公式に認めることを拒否した(その他の[西]半球、そして世界の国々の見解とは対照的に)。

3. オバマ政権は、ホンジュラスでの非民主的選挙を支持することによってその他の[西]半球と世界の国ぐにに逆らった。

10月30日、米国務省ラテンアメリカ担当官のトップであるトマス・シャノンを含む米国政府代表らは、セラヤ大統領とクーデター政権の間の協定を仲介した。合意は、地域全体でセラヤの復帰をもたらすものとして見られていた、そして(交渉に近い外交官らによれば)シャノンとヒラリー・クリントン国務長官は共にこれが真実であると保証を与えた。

しかし、4日後すぐ、シャノン氏はテレビインタビューで米国はセラヤが大統領に復帰するかどうかにかかわらず、11月29日の選挙を認めるだろうと述べた。これは、2日後に選挙承認のためにセラヤの復帰は「絶対条件」であるという23ヶ国宣言を出したすべてのラテンアメリカに反する立場に米国を置いた。オバマ政権は、以来選挙を認めるためにカナダ、パナマ、コロンビアの右派政府とさらにペルーを抱き込むことができている。しかし、この非民主的選挙(OAS、欧州連合、カーターセンターはすべて監視団を送ることを拒否した)への支持は、オバマ政権を[西]半球内で前任者[ブッシュ前大統領]と同様に孤立させている。

2. セラヤ大統領は、追放された後6回ワシントンを訪れた。しかしオバマ大統領は、一度も彼と会っていない。オバマ大統領には、そのすべての日においてただ握手をして「私は支援する努力をしている」と述べる5分間さえなかったことがありえるだろうか?

1. オバマ政権は、クーデター政権が犯した大規模な人権侵害を一度も非難していない。これは、ヒューマンライツ・ウォッチアムネスティ・インターナショナルOAS米州人権委員会(IACHR)、そしてホンジュラス、ヨーロッパ、その他の人権団体によって非難され、記録されている。警察と軍による何千もの不法逮捕、暴行、拷問、独立系ラジオとテレビ局の閉鎖、そして複数の平和デモ参加者や反対派活動家の殺害さえ起こっている。

アムネスティ・インターナショナルメディア報道によると、この人権侵害は、投票日当日まで、そしてその後も、最近では2名の反クーデター活動家(ウォルター・トロチェスサントス・コラレス・ガルシア)の殺害を含め、犯されている。

5ヶ月以上のこの人権犯罪の間の米国政府の沈黙は、ホンジュラスでの民主主義の回復よりも独裁政権を守ることについて常により気にかけていることの最も痛烈に指摘し、存在し続ける証拠である。

大多数のアメリカの有権者は、外交政策が変わるであろうという約束でオバマ大統領を選んだ。この半球においては、少なくとも、その約束は破られている。

最新のタイム誌のホンジュラスに関するリポートの見出しは、次のように要約した: 「オバマのラテンアメリカ政策はブッシュのよう

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マーク・ワイズブロットは、ワシントンDCの経済政策調査センターの共同理事。
原文URL: http://www.commondreams.org/view/2009/12/16
翻訳:Valparaíso

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